番組制作と放送のルール
番組審議会議事録
このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。
2020年2月17日(月)開催 / 第635回番組審議会より
「東京オリンピックまで半年 民放同時放送 一緒にやろう2020 大発表スペシャル」1月24日(金)放送分 および「東京VICTORY」2月8日(土)放送分について他
議題
(1)審議事項
1)・「東京オリンピックまで半年 民放同時放送 一緒にやろう2020 大発表スペシャル」1月24日(金)放送分
・「東京VICTORY」2月8日(土)放送分
・TBSの東京オリンピック・パラリンピックへの取組み
2)その他
(2)報告事項
1)「消えた天才」について
(3)事務局報告事項
1)視聴者からの声について
2)次回審議会の議題及び日程について
出席者(敬称略)
委員長 | 音好宏 |
副委員長 | 中江有里 |
委員 | 江澤佐知子 尾縣貢 萱野稔人 喜田村洋一 佐藤智恵 藤原帰一 水無田気流 (石田衣良委員、欠席) |
局側出席者
佐々木社長
國分常務取締役
伊佐野取締役
合田編成局長
本田報道局長
新名スポーツ局長
菊野スポーツ局スポーツ番組制作部長
藤澤東京オリンピック総合プロデューサー
村口「東京VICTORY」プロデューサー
江藤制作局制作一部部長代理
中山編成考査局長
鈴木編成考査局視聴者サービス部長
岩村番組審議会事務局長
委員の主な意見(「東京オリンピックまで半年 民放同時放送 一緒にやろう2020 大発表スペシャル」について)
◇民放キー5局の看板アナウンサーが画面で並んだり、各局の看板番組が続けて出たことが非常に新鮮でインパクトがあった。期間中もこの114局でいろいろなことができるのではないか。
◇「一緒にやろう」の対象として、オリンピック以外も取り上げ、環境問題への取組みとしてユニークなごみ箱を紹介していたが、やや唐突で分かりにくかった。環境問題以外でも、たとえばヘルプマークに対する認識を広めるなど取り組むべき課題は多く、今後そういうものを「一緒にやろう」で展開していくことは、たいへん有意義だと思う。
◇もとからオリンピックに興味がある人が、さらにオリンピックへの興味を高めるという番組だった。逆に言えば、今はそれほど興味はないけれど、これから見てみようかという気持ちを起こさせるところまではいっていなかった。
委員の主な意見(「東京VICTORY」について)
◇落ちついてアスリートの考えや生活について話を聞くことができ、アスリートをきちんと引き立てる番組構成に好感が持てた。ニュースなどであまり取り上げられない競技を紹介している点もよいと思った。
◇体操の平均台の実物をスタジオで紹介していたが、その高さや幅などがよく分かり、見ている人の競技に対する興味や理解が深まったのではないか。
◇女性アスリートが出てきたときに、必ずと言っていいほど、おしゃれ、得意料理、恋愛の話を入れるのはどうかと思う。なでしこジャパンのときも、真っ先に聞かれたのが恋愛や得意料理だった。男女関係なく、もっと競技本来の話を聞きたい。
◇スタジオに、同じ競技を志す子どもたちを呼んでいるのは、高く評価できる。オリンピックの最大のレガシーは、施設ではなく、子どもたちが本当に正しくスポーツのよさを知って、取り組むことがレガシーだと思う。
◇もう少し、掘り下げた話が聞きたかった部分がある。この日のアスリートは食事制限がないと言っていたが、では体重をどうコントロールしているのか。この点はスポーツをしない視聴者も知りたかったのではないか。
*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。(TBSテレビ番組審議会事務局)