シリア内戦は今年4月でまる6年が経過した。6年といえば就学年齢に達する時期と重なるが難民の子供が十分な教育の機会を得られておらず、このままではシリアの今後の世代を失うのではないかと国連は危機感を募らせている。
難民は長引く避難生活で貧困に直面し、児童労働や児童婚といった社会問題となっている。さまざまな対策が講じられる一方、難民が望んでいたのは、支援の拡充という物質的なものではなかった。
彼らの望みとはなにか。そしてその望みを実現するために私たちにできることとは。シリア周辺国ヨルダン、レバノン、トルコを取材した。
ディレクター:水口康成(TBSテレビ報道局)