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2019年5月4日 よる9時から放送
第1512回
韓国 済州島
豪華客船クルーズと世界最大の火祭り
ミステリーハンター
竹内 海南江
「世界ふしぎ発見!」で訪れた国は100ヶ国を突破!!105ヶ国に!!!
CM、文筆業またトラベルリュックや帽子のプロデュースなどでも活躍中。著書にエッセイ『おしりのしっぽ』『お姫さまと山男』(集英社be文庫)、『あっというまに』(KKベストセラーズ)、短編小説集『アフリカの女』(幻冬舎文庫)、中編小説『うたかたの月』(幻冬舎)、散文写真集「グリオの唄」(ブルースインターアクションズ)。
ミステリーハンターは今回で286回目(スペシャルの回は含まず)。
世界的に大ブームになっている豪華客船クルーズ。次回「世界ふしぎ発見!」では、釜山に寄港するクルーズで韓国へ!釜山、そして済州島を訪れ、今注目のスポットをレポートしたミステリーハンターの竹内海南江さんにお話を伺いました。
日本で特に人気が高い 豪華客船クルーズの魅力とは?
今回乗船したダイヤモンド・プリンセスの旅の航程は、横浜から出発し、姫路、高知、韓国の釜山に寄港するもの。私たちは、姫路から乗船しました。今このような10日間ほどのクルーズが日本ではとても人気なのです。長期間のクルーズだと費用がかかるということもありますが、日本ではあまり長く休暇が取れないので短期間のクルーズが幅広い層の人たちから支持されたようです。そしてダイヤモンド・プリンセスのように海外の会社が運営している客船は、乗務員の人たちも多国籍で、日本を旅しながら海外旅行気分を味わえるのも魅力のひとつです。
豪華客船の旅というと、敷居が高いというイメージを持っている方も多いと思いますが、今回のような短期間のクルーズは費用も時間も手が届かないほどではありません。また実際に豪華客船の旅をしてみると単に豪華というだけではない、乗船してわかる快適さ心地よさがあります。短期間のクルーズは、多くの方にとってそんな船旅の魅力を知るきっかけにもなっているのかもしれませんね。
釜山の注目スポット アートの街
釜山へは何度か取材で来ていますが、以前と比べると高層ビルが多くなりましたし、ずいぶん変わったなという印象を受けます。ですが、今回ご紹介するのは、そういった繁華街のある中心部から少し離れた街。山に囲まれ、海が臨める景観と環境に魅せられたアーティストたちが多く集まったことから、街作りにアートを取り入れ、注目されるようになった所です。街の至る所に手作りアートがあり、写真映えするスポットとして一気に広く知られるようになったようですが、この街は地元を愛するみなさんの想いが込められた街作りと時代の流れが合致したという感じですね。
済州島の世界最大級の火祭り
そして世界から注目されているオルレとは?
温暖で海が美しい済州島は、韓国屈指のリゾート地です。リゾートらしいのんびりとした雰囲気も済州島の魅力ですが、その雰囲気が一変し火山の島だと実感できるのが済州野火祭りです。済州島の伝統文化や神話なども知ることができるこのお祭りは、もともと素朴な伝統行事だったのですが、今は世界最大級の火祭りとして30万人もの人が訪れるフェスティバルとなっています。
非日常を味わえる火祭りとは対照的に、ゆったりと済州島の魅力を満喫できるアクティビティもご紹介します。それは、オルレというウォーキングコースで、韓国ではとても人気です。済州島の風光明媚な景色を歩いて楽しめるコースなのですが、美しい景色を見たいからだけでなく、オルレをつくったソ・ミョンスクさんの想いに共感をしてこのコースを歩く人が多いようです。
ミョンスクさんが、かつて心身ともに疲弊していた時のある体験がオルレをつくるきっかけになったそうですが、とても興味深いお話でした。目的地を目指して歩いていると、前に進むことに気を取られて、風を心地よいと感じ、空を眺めてきれいだと思うことすら忘れてしまいがちです。日本ではまだあまり知られていない、ゆっくり歩くための小道、オルレの魅力をお伝えします!
こぼれ話
済州島のオルレのコース近くにある焼肉店をご紹介します。
迫力のボリューム!黒豚の鉄板焼き
韓国に行ったら必ず食べてみたいボリュームたっぷりの焼肉。中でも人気なのが、豚の厚切り肉をカリッと香ばしく焼いた黒豚の鉄板焼きです。済州島の焼肉店「トンサドン」は、地元の人たちからも愛される人気店。一人前600グラムもある黒豚のブロックは迫力のボリューム!「豚だけでなく、牛、鶏もありますよ。どれも美味しかったです」(竹内海南江さん)。このお店は、オルレのコース近くにあるので、トレッキングの後の食事処としても最適ですね。
●店名:トンサドン
住所:済州特別自治道済州市友平路19
是非立ち寄ってみたいユニークなカフェ
店員が一人もいないカフェです。メニューを選び、それを自分で用意して、ティータイムを楽しんだ後は、使用した食器を洗って返却。そしてメニューに表示された料金をボックスに入れます。人の良心を信じ、互いに尊重し合う済州島の伝統文化を現わしたという心温まる完全セルフサービスのカフェです。
●店名:夕焼け峠
住所:濟州特別自治道濟州市西海岸路360
使われなくなったものを再利用しようというムーブメントから生まれたカフェ。元の建物の雰囲気を活かしたおしゃれな改装が人気です。翰林店は、かつてサツマイモからデンプンを作る工場でした。広々とした店内には、工場だった時の機械がインテリアのように残されています。厳選された豆で淹れるコーヒーの美味しさも評判です。
●店名:Anthracite(エントラサイト)
住所:濟州特別自治道濟州市翰林邑翰林路 564
※この情報は2019年5月のものです
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